不動産の親族間売買での注意点とは？大損しないために知るべき１つのこと

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身内で行われる親族間売買。お得な取引ができると思いがちですが、注意するべき点がいくつかあります。

知らずに大損する前に、親族間売買の特徴や注意点を理解しておきましょう。

親族間売買する前に知っておいた方がいい情報についてもご紹介しますので、是非参考にしてみてくださいね。

親族間売買とは？

他人との間で行われる通常の不動産売買に対して、親族間売買とは「親子や兄弟などの親族の間」で売買が行われることです。

民法上の親族は、6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族ですが、親族間売買での親族の範囲には明確な決まりはありません。

上記のように親族間売買が行われる理由は色々ありますが、親族間での取引には税務署や金融機関が慎重になる部分があることを理解しておきましょう。

親族間売買のメリット・デメリット

親族間売買には、通常の売買にはないメリット・デメリットもあります。

お互いの事情を知っている身内同士だからこそ融通が利くのはメリットですが、売買価格が低すぎると税金対策の売買だと判断され「みなし贈与」として相場の差額が贈与税の対象になってしまいます。

また、金利の低い住宅ローンの融資を住宅購入以外に流用されるのを防ぐため審査も慎重です。

親族間売買での注意点

【適正な売買価格の設定と契約書の作成】
みなし贈与とされないように適正な売買価格(時価の約8割)で取引する必要があります。また、トラブルを避けるために親族間でもしっかりと売買契約書等は作っておきましょう。

【分割払いは利息に注意する】
ローンが厳しい場合、分割払いができるのは親族間売買のメリットですが、利息には注意。無利息にしてしまうと、本来の利息分が贈与とみなされる可能性があります。

【他の相続人と相談しておく】
相続時に揉めるのを防ぐために、他の相続人に親族間売買をする旨を報告して同意を得ておきましょう。

【不動産の専門家に相談する】
親族間売買は通常の不動産売買とは異なる点が多いため、不動産会社・税理士・司法書士など専門知識のある人に相談・依頼がおすすめです。

親族間売買で損したくないなら…やるべきこと１つ

みなし贈与を避けるためには、適正価格の設定が重要ですが、価格を決めるためには相場を知る必要があります。

そこで、親族間売買を考えているなら知っておくべき情報があるのでシェアしますね。

実は、2021年4月の中古物件の売れ行きが過去最高を記録！以降も上昇し続けています。

以下は首都圏中古一戸建ての成約件数と前年同月比の推移を示したグラフです。

出典：ダイヤモンド不動産研究所

相場を知らずに安い金額を設定してしまうとみなし贈与と判断されるリスクがあります。

できるだけお互いにお得な売買にしたいなら、家を査定して相場を把握しておきましょう。

査定額によっては、親族間売買以外の選択肢が広がる可能性も。

大損しないために、売買予定の家の査定をおすすめします！

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