【電子車検証とは?変更点やメリット・デメリットを解説】車検前に知らないと損する情報も紹介します

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「電子車検証って、これまでとどう違うの?」

何が変わるのか、どんなメリット・デメリットがあるのか知っておきたいですよね。

結論、個人情報の保護は強化されますが、以下のようなデメリットもあります。

① 手数料が高くなる
② 保管に注意が必要
③ 情報の確認がめんどう

この記事では、某大手ディーラーで12年間営業マンをしていた私が、わかりやすく「電子車検証でどう変わるのか」についてまとめました。

また、車買い替え体験とともに、車購入資金を低く抑えることができるお得過ぎる方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

トモヒロ
自動車メディアライター

某大手ディーラーで12年間、営業マンとして勤務していました。中古車の価値は素人目には分かりずらいもの。それをいい事に平気で価格を上乗せする業界に嫌気がさし現在、情報発信をしています。みなさんのカーライフがよりよいものになりますよう、この記事が少しでもお役に立てましたら幸いです。

「電子車検証」になると、何が変わるの?

バイクと普通車は2023年1月4日から、軽自動車は2024年1月から「電子車検証」に変わります。

切り替えのタイミングは次回の車検時となるため、それまでは従来の車検証が有効です。

【変更点】

・サイズが小さくなる
現行のA4サイズからA6サイズになります(A6は文庫本くらいの大きさ)。電子車検証ですが、小さくなるだけでペーパーレスになるわけではありません。

引用:国土交通省 電子車検証特設サイト

・ICタグの導入
車検の有効期限や個人情報の記載がなくなり、ICタグに格納されます。ICタグ内の情報は、ICカードリーダーやIC読み取り機能がついたスマホで確認できます。

電子車検証のメリット・デメリット

電子車検証は、車検を行う事業者にとっては手続きの手間が省けて便利です。

しかし利用者にとっては、メリット・デメリットの両面があります。

切り替えは必須なので避けられませんが、保管の注意点などもあるので、知っておきましょう。

電子車検証のメリット

・個人情報が守られる
車検証には車名や型式などの基本情報のみが記載され、住所や名前などの個人情報はICタグに格納されるため、万が一盗難にあっても知られません

・車検証の受け取り時間の短縮
これまでは車検後、車検業者が陸運支局などに出頭し、新しい車検証を交付してもらう必要がありました。そのため車検証の受け取りまでに時間がかかっていましたが、導入後は車検時に最短1時間ほどで更新してもらえるので、後日受け取りに行く必要がありません

・保管スペースが小さくなる
A4からA6サイズになるため、保管するスペースが小さくて済みます。

・車検の有効期限が通知される
アプリを導入すれば、忘れがちな車検の有効期限をスマホで通知してもらえます

電子車検証のデメリット

・手数料が高くなる
電子化のコストを補うため、各種手続きの手数料が50円~500円ほど値上がりします。

・ICタグの故障リスク
これまで通り、運転中は車検証の携帯が必須です。車内に入れっぱなしの方も多いかもしれませんが、電子車検証の場合は注意が必要です。高温多湿の車内で長期間保管していると、IC部分が故障する可能性があるため、夏場だけでも持ち運んだ方がよいでしょう。

・情報の確認がめんどう
ほとんどの情報がICタグに格納されているため、情報の確認がややめんどうです。自動車保険の契約などで車検情報を提出する場合は、専用のアプリが必要になります。

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