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建売住宅を買おうと思っている理由は何ですか?
安いから?手間が少ないから?すぐ住めるから?
家の購入は費用も高額ですし、絶対に失敗したくない買い物ですよね。
ポイントは、購入する前に買ってはいけない建売住宅の特徴を把握しておくこと。
この記事では、わかりやすく「こんな建売は買うな!と言われる家」についてまとめました。
カズヤ(一級建築士)

家づくりにおいて大切なこと
家づくりにおいて大切なことは多岐にわたりますが、以下にいくつかの重要なポイントを挙げてみます。
ライフスタイルに合った設計
自分や家族のライフスタイルを考慮した設計が重要です。将来の家族構成の変化や、趣味や興味、生活スタイルに合わせた間取りや設備を計画することで、快適な住環境を作ることができます。
予算に合った計画
予算を事前に明確にし、建築費用を把握した上で計画を立てることを優先しましょう。建築費用だけでなく、ランニングコストや維持費、将来のメンテナンス費用も考慮しましょう。
施工会社の選定
施工会社の選定も重要なポイントです。信頼性のある施工会社を選び、施工実績や技術力、信頼性、価格などを比較検討することが必要です。
建物の性能
快適な住環境を作るために、断熱性能や耐震性能などの建物の性能はエネルギー効率の高い設備や素材を選ぶことで、将来のランニングコストの削減や住み心地の向上が期待できます。
法律や規制の遵守
建築基準法や地方自治体の条例などの法律や規制を遵守することも重要です。適切な許可手続きを行い、建物の安全性や耐久性を確保することが必要です。
コミュニケーションの重視
家づくりは複雑なプロセスであり、多くの人とのコミュニケーションが要です。家族や設計士、施工会社との円滑なコミュニケーションを重視し、意思疎通を図ることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
家づくりは長期的な投資
家づくりは長期的な投資ですので、将来のことを考えた長期計画を立てることが効率的です。
将来のライフスタイルや家族の変化を考慮し、将来的にも快適に過ごせる家を作るために、将来のニーズを見据えた計画を立てることをお勧めします。
以上のように、理想の家を作るためにはプランニングとデザイン、予算管理、良質な建材や設備、エネルギー効率と環境配慮、機能性と快適性、安全性とセキュリティを考慮し、専門家のサポートを受けながら、将来のことも見据えた家づくりを行うことが大切です。
こんな建売住宅は買うな!【土地】
・土地の境界が定まっていない
隣の土地との間に垣根や塀がなく境界が曖昧だと、将来トラブルになる可能性があります。今は近隣との関係が良好な関係でも、相続や売却などによって所有者が変わることもあるため注意しましょう。
・土地の地盤が弱いor悪い
盛り土や不十分な施工の土地は陥没のリスクがあります。地盤の悪い土地は地震の影響も受けやすく、地盤沈下を起こすと耐震性の高い家でも傾いてしまいます。
・災害リスクが高い地域
海に近く海抜が低い場所や洪水や土砂災害の起きやすい地域など、災害リスクが高いエリアは要注意。事前にハザードマップを確認するなど対策が必要です。
こんな建売住宅は買うな!【建物】
・家が傾いている
新築物件でも1mにつき3mm以内なら許容範囲とされていますが、場合によっては傾きのせいで体調に影響が出ることも。もし、新築の段階で傾きが目立つ場合、購入はおすすめできません。
・漏水や雨漏りの形跡が見られる
防水処理に不備があると、床下の漏水や屋根・壁からの雨漏りが発生するリスクがあります。木材は腐り断熱材の機能は低下、家の寿命が短くなるため水は大敵です。
・断熱材の欠陥の可能性がある
建売住宅の中に入った時に、やけに暑い・寒いといった場合は断熱性の欠陥の可能性があります。断熱材の隙間から冷気や熱気が侵入してしまうと、生活に影響が出る可能性があるため注意しましょう。
建売住宅のメリット・デメリット
建売住宅と注文住宅を比較した際のメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット
・注文住宅より安い
・現物を見学してから購入できる
・すぐに入居できる
デメリット
・間取り・デザインの自由度が低い
・同じような外観の家が多い
・土地や建物の状態を判断しづらい
1番のメリットと言えるのが、やはり費用の面で建売住宅の方が安いケースが多いこと。
ですが、建売住宅は完成した家を実際に見て購入できるため生活のイメージがしやすい反面、施工中の様子がわかりません。
安い建売住宅は、材質や人件費のコストカットやスピード勝負の作業を行っていることが多く、入居後に「断熱効果がいまいちだった」「ところどころ雑な部分がある」なんてこともあります。
また、建売住宅の最大のメリットである「安い」という点ですが、実は注文住宅の方が安い可能性があるのを知っていますか?
もし、安いという理由だけで建売を選んでいるのなら、後で後悔する可能性大!
一度、建売住宅を買うのと同じ予算で「家づくり診断」をしてみるのがおすすめです。
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カズヤ(一級建築士)
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カズヤ(一級建築士)
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・家づくりの進め方や段取りを知りたい
・希望に合う土地がなかなか見つからない
…など、疑問や不安なども聞いてみましょう。
カズヤ(一級建築士)
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カズヤ(一級建築士)
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家を建てるのが遅くなるほど「損する」って本当?
最後に…恐れながら注文住宅の先輩から言わせていただくと、もし悩んでるなら家は早く建てるのがオススメです。
理由は、アメリカにならって日本でも住宅ローンの金利が上がる可能性があるのと、家を建てた時に国からもらえる補助がどんどん減って、遅くなるほど損をしてしまうからです。
補助の内容 | 変更後 |
---|---|
住宅ローン減税 | 1.0%→0.7%へ減額 |
省エネ住宅の補助金 | 350万円→112万円へ減額 |
すまい給付金、グリーン住宅ポイント制度 | 受付終了 |
などなど、物価上昇にともなって国からのサービスがどんどん縮小しています。
すぐには建てないにせよ、具体的なプランが分かってないと夢は叶いようがないので、大まかな予算や間取りだけでも作って目に見える形にしておきましょう。
もっと早く動いておけば良かった。。と絶対なると思います^^
この記事を書いた人
高橋 カズヤ(一級建築士)
名古屋市在住の一級建築士35歳。「子供が小学生になる前になんとか家を完成させよう」と決意して1年とちょっと。自分でも理想のマイホームを建てることができました。失敗しない家づくりについて紹介しています。この記事が少しでもお役に立てましたら幸いです。